PMI(購買担当者景気指数)とは?

PMI ファンダメンタルズ分析

PMIは「Purchasing Managers’ Index(購買担当者景気指数)」の略で、企業の購買担当者に対して行われたアンケート調査をもとに算出されます。

このアンケートでは、企業の新規受注、生産量、雇用状況、在庫、供給納期に関するデータが収集され、これらの要素を総合的に評価して指数化されます。

特に、製造業やサービス業の企業活動を反映する指標として広く利用されており、景気の変動をいち早く把握できることから、経済動向を予測する先行指標とされています。

本記事では、PMIの概要とその影響について詳しく解説します。

PMIの計算要素

PMIの計算には、以下の要素に関するデータが使用されます:

  • 新規受注: 企業が受け取った新しい注文の数を測定します。新規受注の増加は、需要の拡大を示し、景気が拡大していることを表します。
  • 生産量: 生産された製品やサービスの量を示します。生産が増加している場合、企業の活動が活発化していることを示唆します。
  • 雇用状況: 新たに雇用した労働者の数を測定します。雇用が増えることは、企業が成長している証拠であり、景気拡大の兆しとされます。
  • 在庫: 企業が保有している材料や製品の在庫量を把握します。在庫が増えている場合、需要に対して供給が追いついていない可能性があります。
  • 供給納期: 仕入れた材料や商品の到着までの時間を測定します。供給納期が長くなる場合は、サプライチェーンに問題が発生している可能性があります。

50を基準にした景気判断

PMIの値は、50を基準にして景気の拡大か縮小かを判断します。

PMIが50を上回る場合は「景気拡大」を示し、企業活動が活発化していることを意味します。そのため株式市場にポジティブな影響を与えることが多いです。

一方、50を下回る場合は「景気縮小」を示し、経済が停滞している可能性があります。株式市場や為替市場にネガティブな影響が出ることがあります。

また、PMIが悪化すると、FRB(連邦準備制度理事会)などの中央銀行が利下げを行う可能性が高まり、金利の変動にも影響を与えます

PMIは単一の指標でありながら、幅広い企業活動の動向を捉えることができるため、特に金融市場での影響力が大きいです。

製造業PMIとサービス業PMI

PMIは、製造業とサービス業それぞれに特化したデータが提供されています。

製造業PMIは、製品の需要動向や取引先の状況を見極めながら、企業の購買担当者が仕入れを行う際の判断を反映します。

一方、サービス業PMIは、サービス業界に特化した経済活動を測定する指標で、サービス業の雇用や新規注文などを追跡します。

これにより、製造業とサービス業それぞれの業界の動向を詳細に把握することができます。

まとめ

PMI(購買担当者景気指数)は、製造業やサービス業における景況感を測定する重要な指標で、景気動向の予測に広く使用されています。

この指標は、企業の購買担当者に対するアンケートをもとに、新規受注や生産量、雇用状況などを総合的に評価して算出されます。

50を基準に、景気の拡大や縮小を判断することができ、速報性が高いことから金融市場での注目度も非常に高いです。

製造業PMIやサービス業PMIといった業界別のPMIもあり、各業界の動向を詳細に把握できるため、投資家や経済アナリストにとって欠かせない経済指標となっています。

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