はじめに
2024年9月18日にFOMCが金利引き下げ0.5%を発表してから市場の潮目が完全に変わった。
一言で表すならば、市場はリスクを取ることへの考え方を変えたのである。
詳しくは9月19日に出した記事を見ていただきたいが、金利が下がると現金を持つ価値が減るので、世界中のマネーがリスク資産に散らばるのである。想定されているシナリオは現在2つある。
- 景気後退してしまい、リスク資産から投資家が逃げ、株・仮想通貨が暴落する
- 景気が壊滅的被害を避け、緩やかに回復する(ソフトランディング)
現在はソフトランディングシナリオを市場参加者が織り込んでおり、緩やかに株や仮想通貨が上昇している局面になっている。
しかし、本当に今リスクを取って投資するべきなのはアルトコインである。(米小型株もおすすめ)
今回の記事では、おすすめのアルトコインを紹介していきたい。
アルトコインには伸びやすいジャンル・伸びにくいジャンルがある。
3年以上仮想通貨取引を行ってきた筆者から、次の仮想通貨バブルで伸びる可能性が高いジャンルを選定して、リスクリターンの大きさで分けて紹介しようと思う
なぜアルトコインなのか
仮想通貨の中でも今回アルトコインに目をつけている理由は、金利だけではない。
仮想通貨の持っているファンダメンタルズを見ることによっても、アルトコインを推す理由がある。
アルトコイン シーズンインデックス
アルトコインシーズンインデックスというアルトコインとビットコインの強さのバランスを評価する指標があるので、こちらを見てみよう。

9月に入ってから投資家はビットコインよりアルトコインに魅力を感じて投資しているため、アルトコインシーズンインデックスが緩やかに上昇を始めている。
今年の1月~2月付近のように仮想通貨のバブルが起きるときには、アルトコインシーズンが75を超える。
上昇し始めた現在は金利引き下げからリスク選好が始まっていて、投資家が積極的にリスクを取っていこうとしている姿勢が伺える。
アルトコインのパフォーマンスが高い

利下げ開始からビットコイン(BTC)と代表的なアルトコインであるイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、そしてスイ(SUI)のパフォーマンスを比較すると、どれもビットコインの2倍以上上昇している。
低リスク・低リターン
Layer1
未だに仮想通貨では基盤となるLayer1へ対する投資が足りていない。
ビットコインがデジタルゴールドと呼ばれるのとは対照的に、Web3へ全ての活動で使われるLayer1はデジタルオイルと呼ばれている。
全世界の仮想通貨ホルダーは約15%と言われており、依然として低い水準である。すなわち、多くの人が仮想通貨を保有していない状態で、Web3にアクセスしていない状態になる。
今後トランプ大統領が大統領選挙に勝つことや仮想通貨のETF化を通じて、仮想通貨保有率は格段に向上することが見込まれているため、その際の最初のアクセスがLayer1になることは間違いない
今のうちに仕込んでおくことは、10年後を見越した大きな投資になる

どういったLayer1がパフォーマンスを上げているのかといえば、比較的時価総額が低いLayer1がパフォーマンスを大きく上げている印象だ
- イーサリアム(ETH):ETFが承認されているため、世界中の人が安全に購入できるため上昇が見込める。
- ソラナ(SOL):急拡大している経済圏で、イーサリアムキラーとも呼ばれている。
- アバランチ(AVAX):日本のゲームが多く提携していることで有名。メイプルストーリーもAVAXを使うことを表明。今後大きくなることは間違いない。
- スイ(SUI):取引速度が速く、取引量が増大した場合でも耐えられるよう設計されている。時価総額が21位と十分に成熟しきっていないが、取引量が多く期待されている通貨。
- セイ(SEI):分散型取引所 (DEX) との親和性が高く、今後の仮想通貨経済を支える存在と言われている。
中リスク・中リターン
次に中リスク・中リターンの分野を紹介する。
仮想通貨がバブルで盛り上がってホルダーが増えると、次はレンディング等を通して、仮想通貨を増やす活動に対して興味を持つため、ディーファイ(DeFi)トークンが盛り上がることが多い。
DeFi(分散型金融)とは、ブロックチェーン技術を使って中央管理者(銀行や証券会社)を介さずに、金融サービスを提供するシステムのことを指す。スマートコントラクトを利用し、借入、貸付、取引、保険などの金融取引が、透明で自動的に処理することが可能である。
また、2024年の上半期に盛り上がったディーピン(DePIN)が盛り上がる可能性が高い。DePINとは、ブロックチェーン技術を使って物理的なインフラを分散型で管理・提供するものである。
それぞれ具体的なトークンも含めて見てみよう。
DeFi
DeFiは各チェーン上にあるため、盛り上がると思われるLayer1に付随した物をポートフォリオに一部組み込むと仮想通貨投資に対して深みを持たせることができると思われる。
これらの通貨はDeFiで運用も可能なので、バブル相場までは保有して運用することも仮想通貨の楽しみ方の一つ。
利下げ以降で、ソラナとDeFiトークンであるJupiterのパフォーマンスの差を比較すると、1.5倍ほどアウトパフォームしている。
今後もアルトコインが盛り上がるタイミングでは、同じようなパフォーマンス差が出る可能性があるので、見過ごせない。

Uniswap(UNI)
イーサリアム上で展開されている代表的な分散型取引所(DEX)。ユーザーはスマートコントラクトを介してトークンを交換でき、イーサリアム上のDeFiエコシステムで中心的な役割を果たしています。

Jupiter(JUP)
Solanaチェーン上で展開されているDEXで、低コストかつ高速なトークン取引を実現。Solanaの高速な取引処理能力を活かして、効率的なスワップを提供しています。

PancakeSwap(CAKE)
Binance Smart Chain(BSC)上で動作する最大級のDEX。ユーザーはトークンスワップや流動性の提供を行い、報酬としてCAKEトークンを受け取ります。

Cetus Protocol(CETUS)
Suiブロックチェーン上に展開される流動性プロトコル。ユーザーは分散型金融取引を低コストで行うことができ、スワップや流動性提供が可能です。

Axelar(AXL)
AxelarはSei Network上で展開されるクロスチェーンプロトコルで、複数のブロックチェーン間での資産転送や相互運用性を提供。Sei Networkは特にDeFiの取引に最適化されたプラットフォームで、Axelarはそのクロスチェーンインフラを支えています。

DePIN
DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Networks)とは、ブロックチェーン技術を使って物理的なインフラ(インターネット、ストレージ、クラウドコンピューティングなど)を分散型で管理・提供するネットワークです。
ユーザーはインフラに貢献することでトークン報酬を得られ、中央管理者を介さずにインフラリソースが効率的に活用されます。
以下に、DePINの代表的なプロジェクトや銘柄をいくつか紹介します。
Filecoin(FIL)
- 概要: Filecoinは、分散型ストレージを提供するプロジェクト。ユーザーは空きストレージを提供することで報酬を得ることができ、データを分散して保存するためのインフラを構築しています。
- 分野: 分散型ストレージ
- ユースケース: クラウドストレージの代替として、安全かつ効率的にデータを保存・取得するための物理的インフラを提供。

Render Token(RNDR)
- 概要: Render Networkは、3Dレンダリング作業を分散型ネットワーク上で処理するプラットフォーム。GPUパワーを提供することで報酬を得ることができ、クリエイターがレンダリングをより効率的に行えるようにしています。
- 分野: 分散型レンダリング
- ユースケース: 分散型でGPUの計算能力を提供し、映像制作などのレンダリングタスクに利用。

Helium(HNT)
- 概要: Heliumは、IoTデバイス向けの分散型ワイヤレスネットワークを構築するプロジェクト。個人がワイヤレスホットスポットを提供することで、IoTデバイスにインターネット接続を提供し、ホットスポットの提供者はHNTトークンで報酬を受け取ります。
- 分野: IoT、ワイヤレスネットワーク
- ユースケース: IoTデバイスの接続に必要な物理インフラを分散型で提供することを目指している。

Akash Network(AKT)
- 概要: Akashは分散型のクラウドコンピューティングプラットフォーム。ユーザーが未使用のコンピュータリソースを提供し、それを利用して分散型クラウドサービスを提供する。
- 分野: 分散型クラウドコンピューティング
- ユースケース: クラウドコンピューティングの分散型代替手段を提供し、物理インフラのリソースを分散化。

高リスク・高リターン
高リスク・高リターンのトークンについてもご紹介したいが、本記事は長くなってしまったので、ここまでにしたいと思う。
高リスク・高リターンな分野で期待できる分野としては以下を考えている。この分野の具体的なトークンについて、次の記事ではご紹介したいと思う。
- ポリティカルミーム
- Layer2
- Launchpad
- BRC-20 Bitcoinエコシステム
- 生成AI

