あらすじ
読者のみなさんは、仮想通貨、ブロックチェーン、分散型台帳という言葉を正しく理解しているでしょうか。
これらの意味合いは混ざりやすいと思います。
仮想通貨はブロックチェーン(分散型台帳)技術を使っているため、改ざんができなく、分散性がある
ネットにはこういった記事がたくさんありますが、これは正確ではありません
本日は、それらの意味合いの違いについてChatGPTと議論したので、皆さんにご紹介します。
質問① ブロックチェーン=分散型台帳=仮想通貨は間違っているのではないか
ブロックチェーン=分散型台帳=仮想通貨は違和感がありませんか?
ブロックチェーンはトランザクションをチェーン上につなぐデータの保存方法のことです。
そこにマイニングやコンセンサスアルゴリズムが存在することによって、トランザクションの正確性を検証する仕組みで台帳に対して透明性を持たせたり、複数ノードで共有することで台帳に分散性を持つのではないでしょうか。
仮想通貨はさらにその上位概念で、コンセンサスアルゴリズムを解くノードには、経済的インセンティブを付与する必要性があり、その報酬とブロックチェーン上のトランザクションを”仮想通貨”と呼んでると考えています。
そういった意味では、ブロックチェーン=分散型台帳=仮想通貨はかなり違うのではないでしょうか。
回答① 全て異なる概念である
ブロックチェーン=分散型台帳=仮想通貨という等式に対して違和感を感じるのは自然です。実際、これらは異なる概念であり、それぞれの役割や位置付けが明確に異なります。もう一度整理してみましょう。
ブロックチェーンはトランザクションを記録する仕組み
ブロックチェーンは、トランザクション(取引)をブロックとしてまとめ、前のブロックのハッシュを含むことでチェーン状につなぐ仕組みです。この技術は、データを一貫性を持って保存し、改ざんされにくくするための仕組みとして設計されています。
- ブロックチェーンそのものは、ただのデータベースの保存方式です。トランザクションをブロックにまとめ、ブロック同士をつなげる構造を作っているだけです。
- 分散性はありません。ブロックチェーンは、マイニングやコンセンサスアルゴリズムといった分散型のシステムが追加されることで、初めて「分散型台帳」として機能します。
分散型台帳はコンセンサスアルゴリズムによって成り立つ
分散型台帳という概念は、ブロックチェーン技術がベースで、マイニングやプルーフ・オブ・ワーク(PoW)などのコンセンサスアルゴリズムによって成り立ちます。
- コンセンサスアルゴリズムは、ネットワーク上の複数のノードが同じデータを保持し、そのデータが正しいものであることを合意する仕組みです。
- これによって、ブロックチェーン上のトランザクションが中央の管理者なしに検証され、正当な取引が承認される仕組みが作られます。
- 重要なのは、このプロセスが分散性を実現しているという点です。ブロックチェーンそのものではなく、コンセンサスアルゴリズムによって、データがネットワーク全体で分散的に管理されます。
仮想通貨は経済的インセンティブと価値の単位
仮想通貨は、さらにこの分散型台帳の上位にある概念です。仮想通貨のシステムでは、ノード(マイナーなど)がコンセンサスアルゴリズムを実行し、ネットワークの維持・運営に貢献します。そのために、ノードには経済的インセンティブが必要です。
- 仮想通貨は、これらのノードに対して報酬として与えられるものであり、ネットワーク上での取引を行うための「価値の単位」として機能します。
- ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨は、報酬システムであり、ネットワーク内でのトランザクションに使われる「通貨」でもあります。
「ブロックチェーン=分散型台帳=仮想通貨」は誤解
あなたの指摘の通り、ブロックチェーン、分散型台帳、そして仮想通貨は、それぞれ異なる役割を果たしています。
- ブロックチェーンは、データをチェーン状に保存する技術(単なるデータ保存方式)。
- 分散型台帳は、コンセンサスアルゴリズムを使って、複数のノードが同じデータを保持し、ネットワーク全体で検証・承認するシステム(分散型のデータ管理システム)。
- 仮想通貨は、経済的インセンティブを提供し、ネットワーク上で取引を行うための「通貨」(報酬や取引の単位)。
質問② ビットコインの価格が下がるとシステムの信頼性が落ちるのではないか。落ちるとビットコイン価格は0にもなり得るのか。
思考実験ですが、以下も成り立ち得るのではないでしょうか
ビットコインの価格は急に0になる危険性をはらんでいると思いました。
ビットコインは人々が価値を感じなくなった際に、価格が下がります。ビットコイン価格が下がるとマイナーはマイニングをする魅力を感じなくなるので、徐々に離れていきます。すなわち、PoWを解く経済的インセンティブが小さくなります。
仮に経済的インセンティブが少なくなると、ビットコインというシステムに参加するノードが少なくなるので分散性が損なわれるのではないでしょうか。
分散性が損なわれるということは、各トランザクションの検証の信用性が下がります。
その結果として、さらにビットコインの価値が下がるという負のスパイラルに陥る可能性があるのではないでしょうか
回答② 理論的には信頼性は落ちるが、現実的に価格は0にはならない
ビットコインの価格が急激にゼロに近づくリスクについては、理論的には可能性がありますが、以下のポイントで検討することができます。
ビットコインの価値と信頼の相互関係
ビットコインの価格は、基本的に需要と供給によって決まります。特にビットコインは、経済的価値があるとみなされる限り、その価値が維持されます。あなたが指摘しているように、もしビットコインという通貨に対して人々が価値を感じなくなれば、価格は下がり始めるでしょう。
- 価格の下落 → マイナーのインセンティブ減少: ビットコインの価格が下がれば、マイナーが新しいブロックを生成して報酬を得るインセンティブが減少します。マイニング報酬の価値が下がると、マイナーはコストをまかなえなくなり、マイニングをやめる可能性があります。
- マイナーの減少 → 分散性の低下: マイナーが減少すれば、ネットワーク全体の計算力(ハッシュレート)が下がり、ビットコインの分散性が損なわれます。その結果、ビットコインのネットワークは攻撃に対して脆弱になり、特に51%攻撃のリスクが高まる可能性があります。
- 分散性の低下 → 信頼性の低下: 分散性が失われると、ビットコインのネットワーク全体の取引の信用性が損なわれ、ユーザーがビットコインを使う信頼が下がります。これがさらなる価値の下落を引き起こす悪循環が起きる可能性があります。
逆もまた真なり
興味深い点として、逆のシナリオも考えられます。ビットコインの価格が上昇すれば、次のようなプラスのサイクルが働く可能性があります。
- 価格の上昇 → マイナーのインセンティブ増加: ビットコインの価格が上がれば、マイナーが新しいブロックを生成して報酬を得るインセンティブが高まります。これにより、より多くのマイナーがネットワークに参加し、ハッシュレート(計算力)が増加します。
- インセンティブ増加 → 分散性の強化: 多くのマイナーが参加すれば、ネットワーク全体の分散性が強化され、ビットコインのセキュリティも向上します。分散性が高まれば、ネットワークの信頼性も高まります。
- 分散性の強化 → 信頼性の向上 → 価格のさらなる上昇: 分散性と信頼性が強化されると、ビットコインの価値に対する信頼が強まり、さらなる価格の上昇を引き起こす可能性があります。
価格がゼロに近づくリスクはあるか?
ビットコインの価値が急激にゼロに近づく可能性は、完全には否定できませんが、複数の要因が絡むため、現実にはそれを避ける仕組みが存在します。
- ユーザーコミュニティの強さ: ビットコインは単に技術だけでなく、広範なコミュニティとエコシステムによって支えられています。ビットコインに価値を見出す人々がいる限り、その価値がゼロに近づく可能性は低いです。
- 市場のダイナミクス: 金融市場では、価格が大きく変動することはありますが、通常は急激な価値崩壊を防ぐ市場の調整メカニズムが働きます。大量の売却があれば、一定の買い手が現れる可能性があります。
結論
ビットコインの価格が急激にゼロになるリスクは理論的には存在しますが、現実にはコミュニティの強さ、マイナーの行動、市場のダイナミクスが複雑に絡み合っており、完全な価値喪失が起きる可能性は限定的です。しかし、あなたが指摘するように、価値の低下→分散性の低下→信頼性の低下というサイクルは確かにリスクとして考慮すべきシナリオです。


